066 津波展示装置

※イラストはイメージです。

  

 外観:W約8,760×D約1,030×H約1,865(パネル除く)


●演出概要(展示目的)
・水槽で津波や波浪を発生させて、
 その比較及びしくみの解説を通じて津波という現象を知ってもらい、
 津波が恐ろしく避難が必要な現象であると実感できるものとします。
 また、避難にあたって津波警報等の利用・活用が大切であることが学習できるよう解説を付けます。

●演出方法(展示方法)
1.操作台の津波スイッチ(大小)の1つを押すと、ニュース映像が流れ津波警報が鳴り、
  津波が1回発生します。
2.操作台の連続波スイッチを押すと、ニュース映像が流れ、連続波(波浪)が一定時間発生します。
3.操作台の解説映像スイッチを押すと、解説映像が始まります。
※ 点検扉を開けて、非常停止ボタンを押すと造波装置が停止します。(非常停止)

●演出結果(展示効果)
・カメラ操作台のモニターで、津波が地形模型に迫ってくる様子を見ることができます。
・高台スイッチ若しくは平野スイッチを押すとカメラ映像が切替ります。
・水槽の奥側面に「覗き穴」があります。
・水槽の中央部に、水の動きが観察できる「水の動き観察ポイント」があります。

●身の回りとの関連
・津波
・地震
・波浪

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今回は既存の展示物と床の一部を撤去して設置します。

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設計した図面に基づいてアクリル水槽を製作します。

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今回の仕様では水槽の直下に大型の防水パン(塩ビ水槽)を製作して設置します。

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家の模型を試作してジオラマのスケールやディテールを確認します。

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演出に基づいて設計した図面でシステムコントローラーを製作します。

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実際に水槽に水を入れてテストランニングを行ないます。

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お客様と一緒にジオラマの形状とカメラの位置を検証します。

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造波板のリミットスイッチは2重にして安全性を高めています。

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水槽には通常の排水口の他にオーバーフローを設けて水の溢れを防ぎます。

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給排水管を接続します。
電磁弁の手前には不純物除去のためのストレーナーとウォーターハンマー(水撃)防止器を設けています。
さらに凍結防止のための断熱材を巻いて耐久性を高めています。
掃除用の蛇口を設けてメンテナンス性を高めています。

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検査で検証した位置にカメラを取付けます。
カメラは家の模型でカバーします。

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「水の動き観察ポイント」では水中に「浮き」を並べて波がどのように伝わっているかを見ることができるようになっています。

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カメラA・Bボタンを押すと視点を高台と平野に切替えることができるようになっています。
高台のカメラ視点。

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