022 ベルヌーイ実験装置

※イラストはイメージです。 

イメージイラスト

外観:W約2,000×D約2,000×H約1,700 

【演出概要】

A.大玉浮かせ
 1.体験者が手回しハンドルを時計回りに回転させると、
   回転速度に応じた風がセットガイドの送風口から出てきます。
  ・セットガイドに乗っていたビーチボールが斜め方向に浮上します。 
 2.ハンドルを回すのをやめると送風が止まります。
  ・ビーチボールがセットガイドの上に戻ります。

B.手持ちジャバラ
 1.風量(アップまたはダウン)のスイッチを押すとジャバラの送風口から風が出ます。
  ・ジャバラを引出して自由に向きを変えます。
  ・浮かすアイテムを手に持ってジャバラの送風口に近づけて離すと浮き上がります。
  ※風量、浮かすアイテムの形や大きさ、素材によって
   浮き方が違ったり浮かなかったりします。
 2.一定の時間が経つと送風が止まります。
  ・ジャバラを離すと待機位置に引き込まれます。

C.卓上吹出し管
 1.風量(アップまたはダウン)のスイッチを押すと卓上の送風口から風が出ます。
  ・浮かすアイテムを手に持って送風口に近づけて離すと浮き上がります。
  ※風量、浮かすアイテムの形や大きさ、素材によって
   浮き方が違ったり浮かなかったりします。
 2.一定の時間が経つと送風が止まります。


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製作図面に基づいて木工作を製作します。
搬入を考慮して2分割になっています。

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製作図面に基づいて金物を製作します。
これは表現部のセットガイドです。

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駆動部の送風機とシステムコントローラを取付けます。

卓上とジャバラの送風機は浮かせるものが軽いので風速よりも風圧の得られるシロッコファンを用いています。
大玉は重いので風圧より風速の得られる軸流ファンを用いています。

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駆動部の機能性
送風機の速度制御は三相200Vをインバータを用いて周波数を可変していますがインバータの特性上、風量スイッチの操作とのタイムラグが大きめなのでまだ改良の余地がありそうです。

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職操部の機能性
メンテナンスカバーは吸気口を兼ねているので開口率50%以上のパンチングメタルを使用しています。

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耐久性の向上
木工作の仕上げは傷付きやすい塗装ではなく、天板などに使用するメラミン化粧板貼りになっています。

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客接部の意匠性向上
手持ちジャバラは自由に向きを変られるようにある程度の長さが必要ですが、使わないときは邪魔になるので、本体に収納されるようになっています。

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表現部のメンテナンス性向上
浮かす素材は軽量な発泡スチロール製です。
消耗するので入手し易い市販の素材を集めました。

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客接部の安全性向上
手回しハンドルのグリップにスポンジゴムを巻いて柔らかくしました。

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客接部の安全性向上
誤って指を挟まないようにハンドル軸と木工作との間にドーナッツ状の座金を付けて隙間を極力無くしました。

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客接部の機能性向上
客接部の風量スイッチに▲▼マークを入れて直感的に操作できるようにしました。

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職操部の機能性向上
係員が任意で電源をON/OFFできるようにキースイッチを設けました。

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客接部の機能性向上
テストランニングを行なうとジャバラが送風で共鳴することが判明したので、送風口にメッシュを取付けました。
風圧は少し落ちますが、異物も入らないようになりました。

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お客様の検査を受けましたが、若干の手直しだけで無事出荷することができました。

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安全性の向上
地震などでも移動しないように床にアンカーボルトで固定を行ないます。

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