※イラストはイメージです。
外観：W約900×D約2,120×H約2,150
●演出概要（展示目的）
人の力でどの程度の電気を作ることができるかジョギングマシンのベルトの上を走って発電機を回して発電し、家電製品を動かしてみます。
●演出方法（展示方法）
・ジョギングマシンのベルトの上を走ります。
●演出結果（展示効果）
・現在の発電量が7セグメント表示器に表示されます。
・20W以上発電すると小型カメラと液晶モニターに電気が供給されて、走っている来館者の様子が映し出されます。
●身の周りとの関連
・ルームランナー
・ランニングマシン
今回は既存装置の問題点を改善して同様の装置を新規製作するので、設計に入る前に既存装置を調査しました。
踏面が前後に長いので子供たちが複数乗ってしまい、ベルトが重くなって機能しない状態になることがありました。
その上で無理に走ろうとするので安全性もよくない状態です。
耐久性については踏面のベルトの下にある金属ローラーの軸受（ベアリング）が走る衝撃で破損することがあるようです。
機能面についてはカメラの位置が高過ぎてモニターには頭の上しか映らないようになっています。
また7セグメント表示器が手前過ぎて発電量が見えない状態になっています。
発電機（DCモーター）は入手し難い受注生産品で容量も大き過ぎるようです。
既存アイテムの主要な寸法を採寸します。
調査を基に設計した製作図に基づいて部品を製作し、仮組立を行ないます。
踏面の下はローラーではなくパネルにして耐久性を改善しました。
発電機（DCモーター）を最適な容量で入手し易いものにして機能性とメンテナンス性を改善しました。
メンテナンス性向上のためベルトが伸びても調整できるようにローラーをボルトナットで引張れるようになっています。
工場にてテストランニングを行ないます。
踏面は一人分の長さになって機能性と安全性が改善されました。
カメラの位置がモニターの直下になったので、顔が映るように機能性が改善されました。
7セグメント表示器も正面位置になったので機能性が改善されました。
工場にてお客様の検査を受けます。
現場の床にアンカーボルトで固定します。
現場にてテストランニングを行ないます。
工場でのテストランニング通り20W以上発電すると正面のモニターに体験している様子が映ります。
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