
北九州市科学館 スペースLABO
2025年6月18日、福岡県北九州市にある北九州市科学館 スペースLABOに行ってきました。
1階展示室の手前にある「ウェルカムテック」です。3台のロボットアームがそれぞれ動き、木製のブロックを積み上げて建物の形をつくったり、できた形を解体したりしています。
1階展示室、まずは「北九州をカガクする」というテーマのコーナーです。こちらは「グーンとキタキュー」。足元の丸マークの上に立ち手を伸ばすと、その動作をカメラで読み取って手形マークがスクリーンに映ります。
このグーンと伸びる手形マークでスクリーン上の解説アイコンを操作すると、北九州の産業・技術などに関する説明文が読めます。
「キタキューチャレンジSDGs」SDGsとは何か?という解説パネルです。加えて、いちばん奥の文字はSDGsに繋がるアクションが書かれた小さなカードで形作られていて、たくさんのカードの中から自分ができそうな行動を選び、持ち帰って実行するよう促されています。
「災害をカガクする」というコーナーです。災害をよく知り、生きのびるための4つの視点が紹介されています。
「災害x自然」なぜ自然災害が起こるのか、映像を通して学ぶ装置です。
「災害x情報」命を守るための情報の読み取り方と、情報に応じてすべき行動を解説するパネルです。ボタンを押すと、中央の画面に対応する解説映像が流れます。
「災害x技術」災害時に役立つ技術の解説です。消火器や公衆電話の使い方、地震を感知して供給を止めたガスメーターの復旧の仕方などが紹介されています。
「災害x個人」個人でできる災害への備えとして、食料や生活必需品についての解説です。
「竜巻をカガクする」です。2階まで吹き抜けの大型装置で、ひと抱え以上ありそうな大きな竜巻ができます。竜巻に色の変わるライトが照射されて幻想的な雰囲気です。
竜巻装置の背景として、北九州市出身の研究者で“ミスタートルネード”と呼ばれる藤田哲也博士の功績が紹介されています。
「未来をカガクする」北九市内にある理工系大学と、そこで行われている研究などを紹介するパネルです。
右端が2階展示室の入り口です。入り口から続くガラス張りの通路には、規則正しい繰り返し模様が動いて見えるというモアレ現象を利用した模様が貼り付けられています。
通ってきた通路の裏側に、モアレ現象の解説と、追加の実験ができる展示があります。通路とこのパネルを合わせて「キネティックウォール」と命名されています。
「フシギとあそぼ!」エリア入り口です。
「ふりこのハーモニー」です。長さが少しずつ違う振り子が同時に揺れ始めると、ウェーブ状に見えた振り子が少しずつずれ、バラバラに揺れたあと、徐々に再び揃っていくという周期を観察できます。
「ミカタカワレバ」ものの見方を変えるというテーマの装置や展示が集められているコーナーです。壁面の大きなスクリーンにはコンテンツ紹介の動画が流れています。
こちらの島什器には、ライトの明るさや、素材ごとの重さ、温度を測定して数値で見るアイテムが設置されています。
こちらでは、身の回りのものの内部構造を見られます。実物展示は、じっさいに真っ二つに切られたものが並んでおり、手元のモニターではX線写真で撮影されたものの画像が見られます。
「拡大して見てみよう」です。ターンテーブル上に試料が置かれていて、かぶさるように設置されたカメラで撮影し拡大された画像を、左のモニターで見ることができます。
同じ什器のこのモニターでは、高精細な画像データを拡大して対象を観察することができます。
こちらのモニターでは、植物のタイムラプス映像や、スローモーションの映像を見られます。
「1 砂鉄のダンス」コーナーです。磁石に反応する鉄のようすを観察できます。
磁石が砂鉄に近づくと砂鉄が盛り上がるのを利用して、幾何学的な模様を描く装置です。砂鉄が敷かれたテーブルの下で、いくつかの磁石が動いているのがわかります。
先ほどの装置の原理を実際に手を動かして確かめるとともに、磁石の形状のちがいによって鉄片がつくる模様も変わることが分かります。
「Ribome(リボーム)」磁性流体と電磁石を使ったアート展示です。
磁石に引き付けられる磁性流体が、装置下部に内蔵された電磁石の磁力に反応して様々な形に変形します。
「2 光のキャンバス」コーナーです。壁にかかっている装置は、外周の円柱から出る筋状の光を角度の変わる鏡で反射させて、さまざまな模様を表現しています。
先ほどの装置と関連する、実際に触れられる装置です。筋状の光が2本出ていて、その光の通り道に透明のレンズやプリズムを置けるようになっています。
レンズやプリズムを置くことで、光の通り道がどのように変化するかを観察します。
展示解説に加えて、光に関わる科学的な知識や絵本が紹介されています。展示室内に絵本が実際に置かれているのは珍しいかと思います。
「3 ニュートンのゆりかご」コーナーです。ニュートンのゆりかごは衝突ふりことも呼ばれています。ふりこ同士をぶつけたときのふるまいを、並べる数やオモリの大きさなど条件を変えて観察できます。
壁面には巨大なニュートンのゆりかごが、全自動で揺らされる装置があります。
実際に触れて確かめられるふりこです。全自動の装置をそのまま縮小したような感じです。
先ほどのふりこから少しずつ変わったバリエーションを試せるテーブルです。ふりこの数、長さやオモリの大きさが変わると、ふりこの動きがどう変わるか確かめられます。
コーナーの解説パネルです。運動量保存の法則から派生して、作用反作用の法則など、さまざまな力学の知識が、生活に身近な例とともに紹介されています。
「4 色のどうくつ」です。
内部には、さまざまな色のものが並べられたテーブルがあり、その向こうの壁には、光の色と物の色の見え方の関係を解説する映像が投影されます。
当たる光の色が変わると、違う色に見えてきます。また、解説部分の壁とテーブル、さらには床の方まで、カラーライトが動いていくのが面白いです。
「石けんをカガクする」です。モニターの前で体を動かすことで画面を操作しゲームに挑戦します。
手前の什器では、せっけんにまつわる知識が解説されています。
「5 空気の噴水」です。勢いよく吹き出す空気の流れの中にボールなどを入れると、つりあいの取れる場所で浮かびます。壁面の空白部分に、解説の映像が流れます。
空気の吹き出し口を少し傾けてもボールはついてきて、なかなか落ちません。この装置の傾き・風量調節などはあらかじめプログラムされたとおりに動いているようです。
「6 音の全力疾走」です。壁面に沿って、1本のパイプが長くジグザグに巡らされています。全長340mだそうです。
装置の左端には小さな太鼓があり、そこから2本のパイプが繋がっています。片方は全長340mのパイプに、もう片方は真っ直ぐ装置中央のゴールへ向かう3mほどのパイプです。
左のラッパに短いパイプ、右のラッパに長いパイプが繋がっています。ラッパの間に頭を入れた状態で誰かに太鼓を叩いてもらうと、左のラッパから太鼓の音が聞こえたあと、1秒ほど遅れて右のラッパからも同じ音が聞こえます。
「7 ぐるぐる発電所」です。
手回し発電の装置です。ハンドルを回すと中央の磁石がぐるぐると回り、一定の速さ以上で回すと、外周のコイルのそばの電球や頭上のランプが光りだします。
こちらは電磁誘導の体験装置です。S極とN極が交互に上を向くように磁石を並べたターンテーブルがあり、ハンドルを回すことでターンテーブルが回転します。
このテーブル上にコイルでできたブランコや、コイルに繋がったLEDライトなどを置いてみると、ブランコが揺れたりライトが光ったりするのを観察できます。
「シークレットガーデン」です。装置の下からは上向きに空気が出ていて、その空気に乗って、植物の種のような形のオブジェがふわふわと漂います。
白い羽根でできたオブジェが漂う様子は、どこか神秘的です。
「いろづくあわ」です。正面から見ると、水槽の下から赤や青に色づいた泡が浮かんでいくように見えます。実は赤と青の色水が入った水槽が前後に並んでいて、2色が重なった部分がグレーに見えるよう調整されているそうです。
「不思議な鏡」コーナーです。いろいろな形の鏡が集められています。
パラボラ状に凹んだ面に、小さな鏡が敷き詰められています。焦点の位置にうまく自分の顔を置いたら、すべての鏡に自分が映っているように見えるのでしょうか?
六角柱状の合わせ鏡です。かなり向こうまで奥行きがあるように見えます。
波打った形の鏡です。自分の像が歪んだり、一部上下反転したりして見えます。
「8 サイクロイドレース」です。ボタンを押して、壁に投影される映像に従って坂道のレーンにボールを置き、サイクロイド曲線の性質を確かめる実験を行います。
サイクロイド曲線と、他の形状の坂を転がるボールの速さを比べる装置もあります。
「ルンパウォーク」です。赤いレーザー光に触れないように気をつけながら、制限時間内にコースを通り抜けられたらゲームクリアです。社会科見学のお子さんたちに大人気でした。
「ウィンドシミュレーター」です。体験者の髪や身に着けた帽子が強くバタバタと煽られていたので、かなりの強風を体験できそうです。
手前が「力もちをカガクする」奥が「耐火物をカガクする」です。
前者は物流会社が行う重量物の運搬という視点から、使われる機械、それに関連の深い機械要素、身の回りの類似技術などの説明を行っています。
後者は北九州で盛んな製鉄に欠かせない炉を構成する材料として、耐火物やその用途を解説しています。
「ミュージックパイプ」です。パイプの口を板状のもので叩くと音が出ます。この装置は音階になるようにパイプの長さが調整されていて、長いほど低い音が出ます。
こちらは、筒の長さによって音程(音の波長)が変わることに関わる装置です。筒に向かって音を出すと、筒の長さと音の波長が合った場合に共鳴が起こり、筒の中のビーズが波型に盛り上がる様子が確認できます。
2階展示室の出口付近、「フシギをさがそ!」エリアです。
「わかった!ウォール」は、歴史上の科学的な発見や科学の発展の歴史をグラフィックで紹介しています。「ひらめき!ウィンドウ」は、歴史上で特に重要な発見をした科学者の功績が模型なども交えて紹介されています。
「わからない!シアター」です。壁一面のスクリーンに、今だ解明に至っていない科学の謎がたくさん表示されています。コントローラーに手をかざして表示領域を変えながら自分が不思議に思う内容を探すことができます。
「量子力学の世界」量子力学を紹介するパネルです。
3階プラネタリウムの待合スペース「スペースラウンジ」です。
「宇宙開発コレクション」として、天文学の始まりから人類が宇宙に行き、国際宇宙ステーションを運用する現代までの経緯が紹介されています。
天井から吊り下げられているのは、月の満ち欠けの様子を表現した模型です。
円状に配置された月の模型の中央から眺めると、太陽を模した光が当たる部分と影の部分の割合が少しずつ変化する様子がわかります。
アポロ12号によって持ち帰られた「月の石」です。
アポロ司令船の模型です。
「アポロコレクション」アポロ計画の歴史が紹介されています。
スペースシャトルやそのエンジンの模型です。
プラネタリウムに向かうエスカレーターの持ち手ベルトに星座のプリントがあったり
コインロッカーの目印が科学にまつわる単位だったり
「科学の記念日」がというプレートが館内のいろんな場所にちりばめられていたりと、細かい仕掛けも楽しめました。

















































































