STEAM教育の原型はMD技術ではないか?


2022.05.23

当社が保有するMD技術(メカトロニクス&ディスプレー技術)は、

理工技術とアート技術を融合させた技術で、新たな価値を創造する技術力を長年の活動を通じて保有していることが強みです。

全国の科学館や企業広報施設に対して、このMD技術を活用した科学技術展示装置の企画・設計・製作・施工・保守を業務として、全国の施設に多数の科学展示装置の設置を通じて、科学技術の教育振興に貢献しています。

画像1.jpg2020年から始まった「新学習指導要領(文科省)」は、学校で学んだことが子供たちの「生きる力」となって、明日にそしてその先の人生に繋がることを目指していて、その取組として推進する教育方針であるSTEAM教育は今後重要性が高いとされています。




画像2.jpgその背景には、近い将来日本の労働人口の49%がAIにとって替わられることが予測され、その対策として「AIに使われる人間ではなく、AIを使う人間」になることが期待されています。また、AIには不可能な感情に働きかける能力として「芸術能力への需要」も高まると考えられるようになっています。そのため、「理数系と芸術系を横断的に学ぶSTEAM教育」が重視されています。



重視されているSTEAM教育の原型は、当社事業として取り組んでいるMD技術ではないかと考えるようになりました。

そこで、長年培ったMD技術のノウハウをSTEAM教育に活かし次世代人材育成を支援でくるのではと考え、つくりながら学ぶ「京都町家科学館」を当社の隣に創設しました。そこでは、地域の子ども達が身近にある科学と出会い、科学技術の大切さや恩恵に気づく装置を沢山展示しています。また、地域のクリエイティブ企業と協働して、STEAM教育開発事業に活かし、これからの新しいイノベーションを生み出す人材づくりを実施し、教育分野での社会課題解決に向き合い取組みたいと活動しています。

画像3.jpg宿野 秀晴