さくらねこ


2021.09.21

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家の近所を歩いていて気になったのですが、

昔と比べて「ノラ猫」「ノラ犬」を見かけなくなったなと思い少し調べてみました。


やはり表のようにノラとして保健所に引き取られる数は昔と比べて減ってきているようです。

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                            環境省 統計資料「全国の犬・猫の引き取り数の推移」より

減ってきているとはいえ引き取られた犬猫がどうなっているのかも調べてみました。

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                            環境省 統計資料「全国の犬・猫の返還・譲渡数の推移」より

表を見ると変換されたり譲渡されたりしている件数も増えてきているようですが、

やはり最終的には殺処分となってしまうようです。


殺処分についても調べてみました。

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                             環境省 統計資料「全国の犬・猫の殺処分の推移」より

令和元年で猫が2万7千頭、犬が6千頭となっています。

街をうろついている猫や犬が連れて来られるだけではなく、

飼い主が飼育放棄し殺処分を希望して連れてこられるケースや、

一般の方が拾い連れて来られるケースもあるようです。


犬に比べて猫の数が多いのは、猫の妊娠率が99%と高いのとメス猫は1年に2?3回出産し一度に4?6匹出産するそうです。

さらに生後約半年から出産できるので、妊娠しているメス1匹から50匹以上に増えるとか。


このように殺されてしまう猫犬を考え、各自治体で様々な取り組みをされています。

特に多いノラ猫については「不妊去勢手術し殺処分はしない。

不妊去勢手術をした目印として耳をV字にカットしておき、二度同じ猫を手術したり捕獲しないための目印としているようです。

その形が桜の花びらに似ていることから「さくらねこ」と呼ばれ、京都では「まちねこ」と呼ばれているようです。

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猫・犬を飼われる時は子猫・子犬ですが大人になると変わってしまいます。特に大型犬は子犬と成犬ではまったく変わってしまいます。

飼う前に良く判断をしたいですね。

村斎 嘉彦