今こそ「創造性重視、個性重視」の教育を受け入れよう!


2023.03.27

"今後における科学技術の発展や産業構造、就業構造などの変化に対応するためには、

個性的で創造的な人材が求められている。

これまでの教育は、どちらかといえば記憶力中心の詰め込み教育という傾向があったが、

これからの社会においては、知識・情報を単に獲得するだけではなく、これを適切に使いこなし、自分で考え、創造し、表現する能力が一層重視されなければならない。

創造性は、個性と密接な関係を持っており、個性が生かされてこそ真の創造性が育つものである"


これって、最近よく言われていることですよね?? 

実は、この抜粋は1987年の臨時教育審議会編から引用したものなのです。

「創造性重視」「個性重視」「詰め込み教育からの脱退」といった教育上の課題が、すでに30年も前から教育界では述べられていましたが、

その後、日本の教育のあり方は変わったと言えますか?「そうだ!」を言えませんよね。


変えるべき問題が明確に言われていながら、変わらないその原因はどこにあったのでしょうか?


それは、戦後の成功体験を通じて出来上がっている社会システムと深く関わっているようで、

「就職活動のあり方」やその後の「経済活動、社会活動」が原因で、親が子どもに「良い学校を出て良い会社に就職する」ことを期待していて、

教育は良い会社に入るために受けるものだと思っていることです。

だれも個性的な人材」などの望んではいなく、良い会社で努め続けられる従順で素直な人材を望んでいるからです。




しかし、コロナ禍で社会構造は変化を余儀なくされ、私たちは、不確実な時代になってきていることを実感させられています。

読めない未来を切り開く「創造性のある個性的な人材づくり」が今こそ、求められて来ています。


私たちもそろそろ「タテマエではなくホンネ」で、30年も前にいわれた「教育改革」を受け入れませんか。

ちょっと先の未来に向けて、水面上の観察しやすい部分だけではなく水面下の観察しにくい部分を組み合わせた人材づくりの新しい教育を受け入れる意識を持ちましょう。

その一つとして、不確実な未来に立ち向かう人材づくりの新しい教育"STEAM教育"の体験をしてみてください!

きっと、忘れてしまっている個性を伸ばすことの大切さに出会いますよ・・・・・

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宿野 秀晴