MD技術要素(3)センサー


2023.08.28

私たちが独自に分析した展示装置、演出装置の技術要素を少しずつ紹介していきたいと思います。

観覧者が直接または間接的に操作する部分を「客接部(きゃくせつぶ)」と定義しています。




今回は間接的に操作するタイプの客接部、センサーについてのお話です。



■動いたらスイッチON、人感センサー

・仕組みは住宅街でよく見かける、横切ると点灯する"防犯ライト"のセンサーと同じです。

・広い範囲の(人が発する)赤外線を感知することができるので、観覧者が近付くと自動的に演出をスタートさせるようなことができます。

・反面、感知する範囲を限定するのは苦手です。

・あと、動きのある赤外線を感知する特性なので、じっとしていると感知されない場合があります。

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※写真:WTK44819B_パナソニック




■そこに立ったらスイッチON、マットスイッチ

・仕組みはマットの中に電極が入っていて、乗ると体重で電極が開閉します。昭和時代の自動扉にも採用されていましたね。

・観覧者がマットに乗ると感知するので◯×クイズの回答エリアのようなことができます。

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※写真:OM-754_オジデン



■遮るとスイッチON、レーザーセンサー

・細く直進性の高いレーザー光を使うのでピンポイントで感知します。

・特定の場所に手のひらをかざすと演出をスタートさせるようなことができます。

・安全なレーザークラス1でも直視すると眩しいので視界に入らないように配置する必要があります。

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※写真:LR-TB2000CL_キーエンス



■ちょっと触れただけでスイッチON、静電センサー

・仕組みは人間が導体であることを利用して、触れると微弱な電流が流れるのを感知します。

・タッチすると演出をスタートさせるようなことはもちろん、離れた2ヵ所の静電センサーを二人で手を繋いで橋渡ししたら演出スタートなんてこともできます。

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※写真:形HTS-30Z_センサテック



■振動でスイッチON、衝撃センサー

・仕組みは加速度を衝撃として感知します。多くのスマホも同様のセンサーを内蔵していますね。

・叩いたり当てたり、揺らしたりすると演出をスタートさせるようなことができます。

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※写真:GLD-5V1_センサテック



■身振り手振りでスイッチON、測域センサー

・仕組みはレーザーで周囲をスキャンして、どこにどれくらいの障害物があるかを計測します。

・スクリーンに投影した映像を観覧者の手や足の位置で操作するような演出ができます。

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※写真:UST-10/20LX_北陽電機






いかがでしたか?

センサーは他にも色々な仕組みのものがあるのでこれからも新しい操作方法が期待できます。

島津 久義