代替肉で地球に優しく健康に


2022.09.12

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以前、人口増加による食料危機対策案として昆虫食について紹介しましたが、今回は「代替肉」についての話題です。

代替肉とは豆や小麦などの植物性原料からつくられた肉のような食べ物です。二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス削減につながるとされ注目されています。

最近では食品加工技術が発達してきており、ひき肉タイプやハンバーグなど、その種類は多種多様です。世界各地で商品開発に取り組む企業が出てきています。

今回は、なぜ代替肉が注目されているのか紹介していきます。




■畜産による温暖化効果ガスを削減

家畜を育成するには、餌となる豆や穀物なども育てる必要があります。しかし、餌用の畑を拡大し、家畜を増やしたりしていくと、地球に大きな負担がかかります。

世界の温室効果ガス排出量のうち、およそ5.9%は家畜や堆肥が原因です。

また、牛や羊などから出るゲップやオナラにはメタンガスが含まれ、その温室効果は二酸化炭素の25倍と言われています。温暖化の低減には、メタンガスの発生量を減らすことも重要です。

そのため、家畜を飼うことなく生産できる代替肉が注目されるようになりました。




■健康志向が高まっている

代替肉は、大豆が原料のものなら、コレステロールがゼロです。また、豚肉と比べてカロリーが約半分となっています。摂り過ぎたカロリーを運動で消費するには、相当な運動量が必要になります。

その点、日々の食事の中でカロリーコントロールを簡単に日常に採り入れられるのが、代替肉のメリットです。

大手カフェチェーンやファストフードショップでは、すでに植物由来のメニューを取り入れています。手軽に食べられて健康管理にも役立つことから人気のようです。




■持続可能な食料供給

代替肉の主な原料である大豆やエンドウ豆は、全国北から南まで栽培可能です。耕作放棄地を利用し、今まで規格外品として廃棄していた豆も活用すれば、持続可能な食料供給につながります。




■まとめ

若いときは活動的で代謝も良いですが、年をとると体を動かす機会も減りエネルギー摂取の割に代謝が悪くなります。若いときの食生活を続けていると体重増加に加え生活習慣病などを発病するかもしれません。そんなとき、無理なく取り入れられる代替肉は、良い選択肢ではないでしょうか?

そんな選択が、結果的に将来起こるであろう食糧危機や温暖化問題の解決につながるかもしれません。

最後に代替肉に取り組んでいる企業を紹介します。

ネクストミーツ株式会社

https://www.nextmeats.co.jp

日本ハム株式会社

https://www.nipponham.co.jp/natumeat/

伊藤ハム株式会社

https://www.itoham.co.jp/product/product/serieslist.html?catid=248

大塚食品株式会社

https://zeromeat.jp/

DAIZ株式会社

https://www.daiz.inc/

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吉岡 亮